合格実績やかかる費用・・・塾・予備校選び、確認のポイントは?
子どもの塾・予備校選び、「友人が通っているから」「塾の名前は前から知っているから」という理由で決めようとしていませんか?
子ども本人の希望を尊重しつつも、保護者として選び方のポイントを抑えておきましょう。
塾・予備校に行く目的をはっきりさせる
学校の成績を上げたいのか、特定の弱点科目を克服したいのか、難関校を目指したいのか、目的によって、選び方は変わってきます。入塾テストのある場合は、テストの成績でクラスが振り分けられたり、想定外のコースを勧められたりすることがあるかもしれません。家計にも影響が及びかねないので、親子で目的をはっきりさせておきましょう。
通える範囲の塾の情報を集める
候補となる塾・予備校の情報は、通学圏を中心にピックアップしてみましょう。年上のお子様のいる方から得られる口コミ情報も参考になるはずです。
通塾する目的や雰囲気も大切です。相談会や体験講習会に参加してみましょう。個別相談会があれば保護者が同伴し、費用などについてもよく確認してください。その際に「今日までに申し込むと割引」などと申し込みを急かされたり、強引に勧誘されたりするとトラブルのもとになりがちです。その場では決めず、一旦持ち帰って子どもとよく話し合いましょう。
合格実績は合格者の数だけでなく分母も確認する
受験対策を目的に塾・予備校を選ぶ場合、合格実績は気になるポイントです。1人の受験生が複数校に合格しているケースも多いので、広告だけでは実態がわかりづらいこともあります。そんな時は、受験学年の受講者数と合格者数を塾・予備校に問い合わせてみましょう。問い合わせた時の塾・予備校の対応のしかたも、迷った時の判断のポイントになるかもしれません。
費用は月謝だけでなく「年間にかかる総額」で考える
費用については、各費目と支払い方を確認しましょう。授業料は月謝制なのか半期ごとの前払いなのか、テキスト及びテスト代、夏季・冬季の講習代、模擬試験代、冷暖房費、合宿費などを見積もり、年間で必要になる費用の総額をあらかじめ把握しておくことが大切です。
ただし、よく選んで決めたとしても、事情により通塾できなくなることもあり得ます。始める時はやめる時のことは気にならないものですが、トラブルになりやすいのは、中途解約の精算です。契約の前に規約(受講ガイドなど)を受け取ってよく読み、特に解約の条項については必ず確認をしましょう。