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category:進学費用
見つかる、キミの未来。中学校・高等学校 進学NEWS
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2026.01.05

中高一貫校の種類と特徴とは?進路選択の前に知っておきたいメリット・デメリットと費用について

中高一貫校は、中学校3年間と高校3年間を一体として教育する学校です。「6年間の一貫した教育課程や学習環境のもとで学ぶ機会」を選択できるよう、平成11年4月から中高一貫校が開設され始めました。学校独自のカリキュラムで、生徒の個性をより重視した教育の実現を目指します。近年、実施する学校数が全国的に増えており、進路選択の前に知っておきたい情報として、中高一貫校について詳しく解説します。

中高一貫校を実施する学校数(推移)

中高一貫で教育を実施する学校は、【図1】が示す通り、右肩上がりで増え続けています。令和2年度は、国公立と私立合わせて640校、さらに令和4年5月には、673校に達しました。国公立よりも私立の方が多く、約65%が私立となっています。


【図1】 202601-0102 図出典:高等学校教育の現状について(令和3年3月)|文部科学省(P10)
中高一貫教育Q&A:趣旨・目的に関すること|文部科学省

中高一貫校の種類と特徴

中高一貫校の種類は、中等教育学校、併設型の中学校と高等学校、連携型の中学校と高等学校の3つです。連携型は公立に多く、他の形態と比較すると、ゆるくつながっているイメージです。それぞれの特徴を捉えて、お子様に合った進路選択をしましょう。

①中等教育学校
・一つの学校として、一体的に中高一貫教育(6年間)を行う
・中学にあたる3年間を前期課程、高校にあたる3年間を後期課程とする
・中高一貫教育校として特色ある教育課程を編成することができる

②併設型の中学校・高等学校
・同一の設置者による中学校と高等学校を接続して、6年間の一貫教育を行う
・中学校から併設の高等学校に進学する際に入学者選抜を行わない
・中高一貫教育校として特色ある教育課程を編成することができる

③連携型の中学校・高等学校
・異なる設置者間で、中学校と高等学校が、教育課程の編成や教員・生徒間交流等の連携を深めるかたちで、中高一貫教育を実施する
例)市町村立中学校と都道府県立高等学校における連携
・高等学校における入学者の選抜は、連携型中学校の生徒については、調査書及び学力検査の成績以外の資料により行うことができる
・中高一貫教育校として特色ある教育課程を編成することができる


中高一貫教育の概要と設置状況|文部科学省

私立と公立の違い

中高一貫校には、私立と公立そしてごく少数ですが国立があります。ここでは、私立と公立の違いに焦点を当てて解説します。私立と公立の主な違いは学費と学力検査です。特に中学時代は義務教育の年代ですが、私立に通う場合は、入学金や授業料、施設設備費などが必要です。学力検査は私立4教科(一部、2教科の学校もある)ですが、公立は適性検査となっています。東京都教育委員会の公式サイトには「適性検査とは、自分自身で問題を発見し、筋道を立てて考え、よりよく解決しようとする態度や能力などをみるために行う検査」と明示されています。

202601-0103 都立中高一貫教育校(中等教育学校及び併設型中高一貫教育校)とは|東京都教育委員会

中高一貫校のメリット

基本的に高校受験がないので、部活動に打ち込む、あるいは興味がある分野を深く学習することが可能となります。6年間切れ目なく学べるので、独自の特色あるカリキュラムを組み、じっくり人材を育成することができます。例えば、東京都立の中高一貫校は「6年間の一貫教育の中で、社会の様々な場面、分野において人々の信頼を得て、将来のリーダーとなり得る人材を育成することを目的とする学校です。」とされています。

私立の中高一貫の中には、大学進学に向けて一般的な学習進度よりも早期に学習を進め、高校3年生の受験期に「大学受験対策」を集中的に行う学校もあり、大学への進学実績を大きく伸ばしています。あるいは大学の付属校として、大学までエスカレーター式に進学できる学校も存在します。また、6年間同じ学び舎で過ごすため、友人関係が親密になることでしょう。さらに女子のみ、男子のみの中高一貫教育を実施している学校もあり、共学しかない一般的な公立の中学校より、お子様の特性に合った進路選択が可能です。

中高一貫校のデメリット

多くのメリットがある中高一貫校ですが、デメリットもあります。こちらについても確認しておきましょう。中学受験をするには、小学校の3,4年生から対策をすることが多く、塾代などの費用が家計の負担となる可能性があります。さらに私立の場合は義務教育である中学校でも授業料がかかります。3年間にかかる学習費総額(学校教育費・学校給食費・学校外活動費)の公立と私立の差は約270万円であり、計画的に資金を確保しておく必要があります。詳細は以前の記事「中学生にかかる教育費 公立と私立の違いを徹底解説|中学・高等学校 進学NEWS」をご参照ください。

費用以外のデメリットは、校風が合わない、あるいは友人関係が上手くいかなかった場合でも、最大で6年間その環境に身を置き続けなければならないことです。さらに進学実績が良好な学校の場合、学習進度が早く、難易度も高いため、学校に入ってからは勉強に追われ心休まらない日々が続くかもしれません。また、一般的な公立中学の場合は、徒歩圏内にあるため通学の負担は少ないですが、中高一貫校に通う場合は、多くはバスや電車を利用して通学するため、時間と費用がかかるでしょう。

お子様に合った進路選択を

従来の中学校、高校に加え、保護者世代にはあまり馴染みがない「中高一貫校」という進路の選択肢の幅が広がっています。中学受験をして、6年間一貫した教育を受けることは、今回お伝えした様に多くのメリットがありますが、デメリットもあります。ご家庭の教育方針、資産状況、そしてお子様の性格や成長の度合いを考慮した上で、選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。

[山内 真由美]
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プロフィール : 山内 真由美(やまうち まゆみ)

ファイナンシャルプランナー(CFP®・1級FP技能士) 国家資格キャリアコンサルタント

中学生の双子の母。ファイナンシャルプランナー資格を取得後、都市銀行の支店にて個人向けに資産運用の案内を担当。現在は、東京都内の自治体にてひとり親のための家計相談、高校の保護者会にて奨学金や教育ローンの活用方法について講演している。また資産運用に関するWeb記事の執筆およびムック本の監修を担当。著書は『FPママの親と子で学ぶお金のABC・13歳からのマネーレッスン本』(河出書房新社)



J-FLEC (金融経済教育推進機構)認定アドバイザー

https://www.j-flec.go.jp/advisors/

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