





正多角形をかいて入れ物を作ろう!
円の中心のまわりの角を同じ大きさに分けると、正多角形がかけます。正多角形とは、辺の長さがすべて等しく、角の大きさもすべて等しい多角形のことです。正三角形、正方形、正五角形、正六角形などは、正多角形です。今回は、正六角形をかいて、それを底面にし、立体の入れ物を作ってみましょう。
<準備するもの>
・工作用紙 1枚
・コンパス
・定規
・分度器
・はさみ
・セロハンテープ
・折り紙など 好きな枚数(入れ物をかざるため)
<正多角形をかいてみよう>
直径が8センチメートルの円を利用して、正六角形をかいてみましょう。今回は、円の中心の周りの角を、6等分する方法で正六角形をかいていきます。
①円をかきます
工作用紙に直径8センチメートルの円をかきます。
②円の中心の周りの角を6等分すると何度になるかを調べます
円の中心の周りの角は360度なので、6等分すると「360÷6=60」で、60度になりました。中心の周りの角を60度ずつ分ければ、6等分できることがわかりました。
③円の中心の周りの角を6等分します
まず、円の中心を通って円周まで、まっすぐな線を1本引きます。これを基準の線にします。次に、分度器の中心を円の中心に合わせ、分度器の0度の線を基準の線にぴったり重ねます。60度と120度のところにしるしをつけます。しるしから中心を通って、反対側の円周まで線を引きます。180度のところは基準線と重なっているので、引かなくてもよいです。これで、中心から6本の線が引けました。
④円周上の点どうしを結びます
線が円と交わる点と、そのとなりの交わる点を線で結びます。6本の辺ができたら、正六角形の完成です。
⑤六角形を切り取ります
六角形を切り取ります。これが入れ物の底面になります。
<入れ物の形の実験 その①>
六角形の底面に対して、どのような側面をつけるのかで、立体の形が変わります。まずは長方形の側面を作って実験してみましょう。
①長方形を切ります
縦5センチメートル、横4センチメートルの長方形を6個かきます。これを切り取ると6枚の側面になります。
②組み立てます
六角形の底面のそれぞれの辺に、セロハンテープで長方形をつなぎましょう。長方形どうしもつなぐと立体ができました。
③観察します
どのような形になりましたか? 上の面はありませんが、六角柱ができました。六角柱の側面は長方形で、底面に対して垂直に立っています。この入れ物には何を入れましょう?

<入れ物の形の実験 その②>
次に、少しちがう形も考えてみましょう。六角柱は、底面に対して側面が垂直に立っていましたが、側面が垂直ではなく、上に向かって開いていく形は作れるのか調べてみます。
①六角柱を基に側面の形を考えます
外に向かって開いていくようにするためには、側面をどのような形にすればいいのでしょう? 上の方が広がるためには、上側のはばを広くするとよさそうです。横の長さが、だんだんと上に向かって広くなる形を想像すると、台形ができそうです。本当にそうなのか、さっそく実験してみましょう。
②台形を切ります
上底が8センチメートル、下底が4センチメートルで、高さが5センチメートルの台形をかきます。6個かいて切り取ると、これが側面になります。
③組み立てます
台形どうしもつないでいきます。上の方が開いた立体ができました。
④観察します
観察してみましょう。側面が長方形の時には、側面は、底面に対して垂直に立っていました。側面が台形になると上の方が開いた形になります。そしてこの開き方は、台形の底角(底辺とそこからのびる辺が作る角)の角度と関係していそうです。いろいろと角度を変えて、大きく開いたり、小さく開いたり、逆に上の方がせばまる様子も楽しんでください。
上の方が開いた立体は、おかしなども入れやすそうです。好きな色の折り紙をはりつけて、入れ物をかざりつけるのもいいですね。このような簡単そうに見える形でも、作ってみるとたくさんの発見があります。形を学ぶ時には、手も動かしながら、発見を楽しんでみてくださいね。

- プロフィール : 中牟田 宴子(なかむた やすこ)
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家庭教育研究家。
九州大学卒業。大学では認知心理学を専攻。
大学卒業後は大手メーカーでシステムエンジニアとしてプログラムの設計と開発を担当する。その後育児期間を経て現在は、認知心理学を基に数学と科学などのつながりを学べる「算数・数学塾」を企画運営しながら家庭教育を研究。子どもたちが不思議なものに出会って驚いたり感動したりする瞬間に立ち会えるのが幸せ。
2012年より5年間東京大学大学院工学系研究科で工学教育に関わった。
NPO法人センス・オブ・ワンダーの代表を務め、東京大学工学部や研究機関と共に子どものためのサイエンスカフェなどを企画開催。
認知心理学に基づくナカムタメソッドの研究開発を行い、算数とアート、理科などが融合したコンテンツの開発と普及を行っている。
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「算数・数学塾」のWEBサイト
現在、さいたま市にて開校している「さんすう大好き!」が生まれる教室
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「算数・数学塾」の企画・運営の中で発見したことや、二児の母として子どもを育てる上で実践してきた家庭学習のヒントとその成果をお伝えする講座。
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