立体図形を作って机をおそうじしよう！

2年生で学ぶ「箱の形」では、面をつないで立体図形を作ります。箱の形には正方形だけでできる形や、正方形と長方形を組み合わせてできる形があって、慣れると自由自在に好きな形が作れるようになります。
ここでは、正方形だけでできる立方体を組み立てて、机の上をおそうじする道具を作りましょう。

＜準備するもの＞

・紙ストロー（半分の長さに切ったもの）　 1本
・工作用紙（5cm×5cm）　　　　　　　　　　　6枚
・折り紙（15 cm×15 cm　ほうき用）　　　　 1枚
・定規
・はさみ
・セロハンテープ
・のり

＜箱の形を観察してみよう＞

正方形だけで作る箱の形を立方体といいます。例えば、さいころの形は立方体ですね。様々な立体図形の基本になるこの立方体の作り方を考えてみましょう。まずは身近にある立方体を観察してみます。立方体がない場合は、長方形がまざった直方体を参考にするとよいでしょう。ティッシュボックスなどは直方体ですね。立方体を観察してみると、正方形の面が6個あることがわかります。さっそく作ってみましょう。

＜立方体を作ろう＞

①正方形を6枚準備します
工作用紙を1辺が5センチメートルの正方形に切ります。6枚切り取ってください。

②つなぎ合わせ方を考えます
6枚の正方形をどのようにつなぐと立方体ができるでしょうか。例えば写真のようにつないで組み立てると立方体ができます。他にも10種類の方法があるのでぜひ挑戦してみてください。このように立体図形を切り開いで平面にしたものを展開図といいます。展開図は4年生で学習しますが、このようにばらばらな面を並べていくと展開図ができます。

③組み立てます
組み立ててセロハンテープではり合わせます。この時、1つの面はふたになるので開くようにしておきましょう。出来上がったら、外側に折り紙をはったりマスキングテープをはってもいいですね。

自分だけの立方体ができたら、大切な物を入れる小物入れとしても使えます。ですが今回は、これを消しゴムのかすを入れるごみ箱として使います。おそうじするために、カラフルなほうきも作りましょう。

＜ほうきをつくろう＞

①折り紙を切ります
まず折り紙を半分に切ります。写真の上のようにはしから1センチメートルのところまでのりをつけて半分に折り、はり合わせます。この時、折り目はふっくらしている方が使いやすいほうきになるようです。
はり合わせたものは、写真の下のように輪になった方から2.5センチメートルぐらいまで切込みを入れます。切込みどうしのかんかくは0.5センチメートル（5ミリメートル）ぐらいにします。

②紙ストローに巻きます
折り紙の切込みを入れた方とは反対側にセロハンテープで紙ストローをはりつけ、巻いていきます。お花のような形になりました。巻き終わりもセロハンテープでとめたら、ほうきの完成です。

さっそく使ってみましょう。立方体をちりとりのように使ってもいいですし、小さなごみ箱として使っても便利です。さらに、立方体ではなく、長方形の面が混ざった直方体を作ってみてもいいですね。どんな形が一番使いやすいか、色々試してみてください。