コンパスの練習をして深い海を作ろう！

＜準備するもの＞

・折り紙（青色系で、できれば色をかえグラデーションになるとよいです）　5枚
・折り紙（黒色）　1枚
・折り紙（赤色）　1枚
・紙ストロー（14㎝に切ったもの）　20本
・はさみ
・マスキングテープ　2色
・油性マジック　1本
・はさみ
・液体のり
・コンパス
・定規

＜円をかこう＞

①折り紙を準備します

色のある方が外側になるよう、折り紙を三角に合わせて、真ん中だけに折り筋がつくように折り目をつけます。一度開いて別の角どうしを合わせて三角におり、真ん中だけに折り筋をつけます。折り筋が交わっている点が折り紙の真ん中（中心）です。

これで折り紙の真ん中（中心）がわかりました。折り紙の内側、白い方にえんぴつで印をつけておきましょう。

残りの折り紙4枚も、中心を調べて印をつけておきます。

②コンパスの仕組みを確認します

まずは、コンパスの仕組みを確認しておきましょう。コンパスは、決めた点（中心）から同じきょりにある点をなめらかにつないで円をかくことができる道具です。針からえんぴつのしんの先までの長さが円の半径になります。

③円をかくこつ

コンパスの仕組みを考えると、円をかく時に針は動かしてはいけないことがわかります。針は動かさずにえんぴつだけを動かさなくてはいけないので、コンパスで円をかくことは難しいのです。かく前、針が動かないようにするために下じきははずしておきましょう。

針がずれないように上から少し押さえて、えんぴつだけをくるりと回転させます。回転させるのが難しい場合は、上のつまみの部分に輪ゴムなどをぐるぐる巻いて太くするとかきやすくなります。コンパスを回転させている途中は、針とえんぴつのはばが変わらないようにしないといけません。

④円をかきます

一番薄い色の折り紙を裏にし、先ほどしるしを付けた中心に針をさして、半径6センチメートル（直径12センチメートル）の円をかいてみましょう。半径6センチメートルの円をかく時は、コンパスを6センチメートルのはばに開きます。

円がかけたら、折り紙の色が薄い順に、半径5センチメートル、4センチメートル、3センチメートル、2センチメートルの円もかいてみましょう。

円の半径が小さい時は、えんぴつを少し長めにセットするとかきやすくなります。

⑤円を切り抜きます

折り紙から、今かいた円を切り抜きます。はさみを入れて、コンパスでかいた線の通りに切ります。

※このあとの工作では円そのものではなく、周りの部分を使います。まちがえて切ってしまわないように気をつけてください。

⑥立体にします

折り紙の裏側の4つの辺に、それぞれ紙ストローをはります。

⑦重ねます

黒色の折り紙を一番下にして、濃い青色から順に少しずらして重ねていきます。赤の折り紙でお魚を作って、一番深い黒色の海にはりつけたらできあがりです。

深い海はだんだんと光が届かなくなり、最後は真っ暗な世界になります。そこには赤い深海魚もいるのですが、なぜ敵にすぐ見つかってしまいそうな赤色の深海魚がいるのでしょう。それは光と色に関係しています。ぜひ調べてみてください。

今回の工作には使わなかった切り取った円も美しい形です。コンパスでたくさんの円をかいてみてくださいね。