円の性質を学んで小物入れを作ろう

円はバランスのとれた美しい形ですね。円は、ある点から同じ距離にある点の集まりです。そのような円の性質を確かめながら、美しい小物入れを作ります。

＜準備するもの＞

・色画用紙（15㎝×8㎝）　　2枚　＊色違いで1枚ずつ準備してください
・色画用紙　直径6㎝の円　　1枚
・色画用紙（0.5㎝×29㎝）　1枚　＊長さが足りない場合は貼り合わせてください
・工作用紙（15㎝×2㎝）　　1枚　＊かた紙用
・えんぴつ
・定規
・のり
・はさみ

＜かた紙を作って部品を作ろう＞

①かた紙を作ります

工作用紙を切って、長さが15センチメートルではばが約2センチメートルのかた紙を作ります。このかた紙を基に色画用紙を切ったものが、小物入れの部品になります。形は写真を参考にして下さい。どこが真ん中かはっきりわかる細長い形であれば、ちがう形でも問題ありません。

②色画用紙で部品を作ります

色画用紙にかた紙をあてて線を引き、線の通りに切り取ります。それぞれの色で4枚ずつ、合計8枚の部品を作ります。

＜直径を集めて実験しよう＞

①部品を重ねます

1色の部品2枚を中心で合わせてはり合わせます。部品同士が直角になるようにします。次にまた同じ色の部品を間に均等になるようにはります。これで1つはできあがりです。

さらにもう1色の部品も同じようにはり合わせて、それぞれ色がちがう2色の花のような形（花形）ができあがります。

②直径を集める実験をします

1枚1枚の部品は全て同じ長さなので、これを円の直径として、直径を重ね合わせる実験をします。さきほど作った2色の花形を重ね合わせるとどうなるでしょう？

バランスのとれた美しい形ができてきます。もしも、もっとたくさんの部品を重ねていくとどうなるのでしょう？

円形に近づいていきそうですね。様子を写真で確認してみてください。

＜小物入れを作ろう＞

①ふちを作ります

細長く切った色画用紙は、ふちになります。まず、はしを1センチメートルほど重ねてはり合わせて輪にします。それに均等に折り目を付けて、写真のような正方形にします。

②ふちに部品をはっていきます

まず、ふちの1つの折り目に1色の部品のはしをひっかけるようにはり付けます。

この後は同じ色の部品について作業をしていきます。次に反対側にある折り目に、同じように反対側にある部品のはしをはりつけます。さらに、ふちの残った2つの折り目にも部品のはしをはりつけます。同じ色の部品のはしはさらに4つ残っているので、それらもはり付けていきます。完成したら、もう1色の部品のはしもはり付けて同じものをもう1つ作ります。

③底を作ります

最後に、円に切った色画用紙を内側にはればできあがりです。

円の性質を感じて小物入れを作ることができましたか？　部品の色や形、ふちの長さなどを変えると、またちがった小物入れができますので挑戦してみてください。

【ご利用にあたって】

・本コラムの著作権は筆者である中牟田宴子が有しています。
・本コラムで紹介している工作、実験などはご家庭での学習を目的とした利用に限定しています。
・商用、非商用（商業的サービスや商品の提供・宣伝・集客を目的とせず、同時に、どのような形であれ対価の支払いを受けない場）を問わず、ご家庭以外（保育園、幼稚園、塾等）での利用は禁止しています。
・幼稚園や小学校など（学校教育法の第一章第一条で規定される学校・いわゆる一条校）や、保育園、児童館、公設または父母会設置の学童保育、公民館、図書館での知育・学習・教育活動、および授業や宿題、自習や補習の教材などとしての利用はできません。

当サイトの利用ポリシーもあわせてご確認ください。
https://find.naninaru.net/policy/site/

ハッシュタグで関連記事を見てみる: #steam教育 , #おうち学習 , #中牟田宴子 , #作って学ぶ算数 , #円の性質 , #小物入れ

[中牟田　宴子]