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2026.09.01

STEAM教育を受けさせたい!お金はいくらかかる?学校選びはどうしたらいい?

STEAM(スティーム)教育とは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Arts:文化、生活、経済、法律、政治、倫理等を含めた広い範囲)、数学(Mathematics)の5つの分野の頭文字を組み合わせた言葉です。文部科学省はSTEAM教育を「各教科等での学習を実社会での問題発見・解決に生かしていくための教科等横断的な学習」と定義しています。

AIをはじめとするIT分野の急速な発展により、私たちの社会は大きく変化しており、将来の仕事や必要とされる能力も変わっていくことが予想されます。特定の教科の知識だけではなく、さまざまな分野の知識を組み合わせて考え、課題を発見・解決する力が、ますます必要になってくるでしょう。

では、STEAM教育を受けるには、どのような方法があるのでしょうか。この記事では、STEAM教育の特徴や学校選びのポイントを紹介するとともに、FPの視点から、STEAM教育にかかる費用について解説します。

STEAM教育等の各教科等横断的な学習の推進:文部科学省

STEAM教育を受けさせるタイミングは?

文部科学省では、学校教育におけるSTEAM教育について、主に高校の「総合的な探究の時間」や「理数探究」などにおいて、文理の枠を超えた学びを生かし、課題の発見・解決や社会的な価値の創造につなげる資質・能力を育成することが想定されています。そして、その前段階として、幼児期や小・中学校での体験や学びも大切であるとされています。

つまり、STEAM教育は高校生になってから突然始めるものではなく、幼児期から高校まで、子どもの発達段階に応じて、体験や学びを少しずつステップアップさせていくものと考えるとよいでしょう。では、具体的に年齢によってどのような学びが考えられるのでしょうか。次から費用とともに解説していきます。

STEAM教育等の教科等横断的な学習の推進について(P11・12):文部科学省
3.教育課程の編成:文部科学省

幼児期におけるSTEAM教育につながる学びと金額

幼児期における学びとして「ものづくり体験」「科学的な体験」の充実が、推奨されています。学びを得るための具体的な例と金額について、確認していきましょう。

①自治体や公立の科学館・博物館などが主催するイベントに参加する
自治体や公立施設等で実施されるイベントは、ほとんどの場合無償もしくは材料費だけとなっています。夏休みや冬休みなどに開催されることが多く、お住まいの自治体の広報誌や公式サイト、学校から配布されるチラシ等をチェックしてみましょう。例えば、東京都世田谷区では土曜日や学校の長期休みの時期に、STEAM教育の講座が開催されています。

STEAM教育講座 | 世田谷区公式ホームページ

②民間企業の塾またはイベントに参加する
習い事として塾に通う、あるいはイベントに参加する場合は、月謝や参加費用が発生します。例えば、プログラミング、ロボット制作と制御などを習う場合には、8,000円から1万5,000円程度の月謝がかかります。また、夏休みの工作・ワークショップなどの単発のイベントであれば、1回あたり3,000円から1万円程度です。かかる時間と材料費等によって金額が変わります。なお、夜の天体観測や、遠方で開催される場合、移動費や宿泊費が発生し、数万円かかるものもあります。

小・中学校におけるSTEAM教育につながる学び

⼩学校や中学校では、各教科や「総合的な学習の時間」において、横断的な学習や探究的な学習、プログラミング教育などの充実に努めることを文部科学省が推奨しています。そして同時に、学校間で実施の内容に大きな差があることも指摘しています。学校の公式サイトなどで「総合的な学習の時間」の学習内容を公開している学校もありますから、事前に確認してみると良いでしょう。ただし、公立の学校であれば、主体的に動いていた先生が転勤するなどして、取り組み内容が変わることもあります。
その点、私立の小学校や中学校の中には、学校の方針として「総合的な学習の時間」に注力しているところもあります。なお、小学校の年間の学校教育費は公立で約7万4,000円、私立は約98万円、中学校年間の学校教育費は公立で約15万円、私立は約113万円となっており、金銭的な負担は公立と比べると、大きなものになっています。

STEAM教育等の教科等横断的な学習の推進について(P5・P11・12):文部科学省
令和5年度子供の学習費調査:文部科学省

STEAM教育が受けられる高校を探すには?

STEAM教育を実践する高校を探す手がかりとなるキーワードは「STEAM教育」の他、大学と高校が連携して教育活動を行う「高大連携」、中学校・高校・大学が連携する「中高大連携」、そして学校と所在地の自治体が連携する「地域連携」、探究的な見方や考え方を取り入れ、横断的・総合的な学習を行う「探究活動」、将来の国際的な科学技術人材の育成を図るため、理数系教育に重点を置いた研究開発を行う「SSH指定校(スーパーサイエンスハイスクール)」などが挙げられます。学校の公式サイトや学校説明会、パンフレットなどで確認してみましょう。一例として、東京都内の学校の例を以下にお伝えいたします。

STEAM教育 - 玉川学園【幼小中高】
文杉のSTEAM | 文化学園大学杉並中学・高等学校

また、文部科学省のサイトでも、高校におけるSTEAM教育の事例が公開されています。
兵庫県教育委員会において、モデル校を指定してSTEAM教育を実施した例や、兵庫県立加古川東高等学校におけるSSH指定校の実績を生かした例、また高知県立山田高等学校における地域の大学と連携した探究学習の例などが掲載されています。

STEAM教育等の教科等横断的な学習:文部科学省

まとめ

親世代が子どもの時には無かった「STEAM教育」。わが子にも新しい時代に必要な力を身につけてほしいと、STEAM教育に積極的に取り組ませたいと考える保護者も多いでしょう。 一方で、幼児期からプログラミング教室や科学教室などに通い始めると、学校の授業料や教材費、塾代などに加えて、教育費が大きく膨らむこともあります。 科学館や博物館、図書館、自治体や大学などが提供する無料・低料金のイベントや体験講座、家庭での観察や実験、ものづくりなど、日常生活の中にもSTEAMにつながる学びはたくさんあります。家計全体とのバランスを考えて、わが子に合った学びの機会を選びましょう。

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#STEAM教育 , #国家資格キャリアコンサルタント , #山内真由美
[山内 真由美]
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プロフィール : 山内 真由美(やまうち まゆみ)

ファイナンシャルプランナー(CFP®・1級FP技能士) 国家資格キャリアコンサルタント

中学生の双子の母。ファイナンシャルプランナー資格を取得後、都市銀行の支店にて個人向けに資産運用の案内を担当。現在は、東京都内の自治体にてひとり親のための家計相談、高校の保護者会にて奨学金や教育ローンの活用方法について講演している。また資産運用に関するWeb記事の執筆およびムック本の監修を担当。著書は『FPママの親と子で学ぶお金のABC・13歳からのマネーレッスン本』(河出書房新社)



J-FLEC (金融経済教育推進機構)認定アドバイザー

https://www.j-flec.go.jp/advisors/

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