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category:進路選択
見つかる、キミの未来。中学校・高等学校 進学NEWS
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2022.03.01

保護者のお悩み相談⑺-「進路について子どもとわかりあえない」とき、保護者ができること

人生は選択の連続です。

その中で、
人生に大きな影響を与える選択の一つが
進路選びです。

だからこそ、
お子さんの進路選びをどのようにサポートができるか
悩まれることもあると思います。

今月のテーマは、
「進路について子どもとわかりあえない」
ときの対応についてです。

最初に保護者の方の声をご紹介します。

「息子が直感で志望校を選んでいるように感じて
モヤモヤしています。

来年高校受験を控えているのですが、
親としては、
いろんな情報を集めて分析し、
将来についてよく考えたうえで
志望校を選んでほしいと思っています。

もっとコミュニケーションをとって、
息子とわかりあえるようになりたいです。
どのようなことができるでしょうか。」

今月は、私の実体験を交えながら、
お答えしたいと思います。

子どもと保護者の考えには「違いがある」という前提を持つ

「進路について子どもとわかりあえない」と
感じたことのある方は少なくないと思います。

子どもと大人では
進路に関する情報・知識・経験の量が違うので、
進路についてわかりあえないと感じることは
よくあることです。

保護者の方からすると、
「もっといろんな情報を分析したうえで、
慎重に進路を選んだ方が良いのでは」と思う場面でも、

お子さんは 「偏差値が高いか低いか」
「授業が楽しそうか退屈そうか」などといった
よりシンプルな視点で進路選択をする場合があります。

私が中学受験を経験したときも、
いろんな情報を分析して受験校を決めたという訳ではなく、
「憧れの友だちが誘ってくれた」という
シンプルな理由で受験を決めました。

当時、大人のような分析ができていたら
もっと自分に合った学校を探すことができたかもしれません。

しかし、子どもの頃の私は、
「その友だちと一緒の学校に行けたらいいな」と思っていて
その友だちと頑張れる選択がベストだったんですよね。

お子さんのシンプルな考えを信じることも、
お子さんが納得できる進路選択をするために必要です。

お子さんと保護者の方では
見ている世界や生きてきた時代が違うので
これまで触れてきた情報が異なります。
それは、魅力的に思う情報・要素が違うということでもあります。

まず、お子さんと保護者の方が
違う考えを持っているという前提を
持っていただけたらと思います。

子どもが「どうしてそう思ったか」を想像してみる

お互いの考えに違いがある。
その前提を持つことが、どうして大切なのでしょうか。

それは、「違いがある」という前提を持つことで、
お子さんの考えに歩み寄る姿勢を持つことができるからです。

「どうしてこの子はその考えに至ったのだろう?」
「この子にとってその進路選択にはどんな価値があるのだろう?」

お子さんが保護者の方の考えと
違った進路選択をしようとしたとき、
このような「想像」がしやすくなると思うんですよね。

お子さんの考えの背景を想像して、
お子さんに歩み寄ろうとする姿勢はとても大切です。

反対に、お互いの考えに違いがあるという前提がないと、
「この子は社会のことを何もわかっていない」
「経験の浅いこの子の考えは間違っている」と
大人が感じてしまう可能性があります。

生きてきた年数が違うので、
大人の方が子どもより知識を持っていることは
往々にしてあると思います。

もちろん、お子さんに知識・情報を伝えることは大切です。
しかし、お互いの考えに優劣はないと私は信じています。

「違いがある」という前提を持つことで、
お子さんがどうしてその考えに至ったのかを想像することができます。

そして、自分の考えだけが正しいという視点ではなく、
お互いの考えを対等なものとして捉えていただけたらと思います。

意見が違ったときも、「子どもなりの考えがある」と信じる

お子さんが自分と異なる考えを持つこともあるだろうと
保護者の方が思ってくれているということは、
お子さんにとって大きな力となります。

それは、保護者の方が
「この子なりの考えがあるはず」と
お子さんを信じることにつながるからです。

「この子は何もわかっていない」ではなく、
違いがあるという前提を持つことで、
「この子なりに考えて選んだはず」という
信頼が生まれていきます。

お子さんとわかりあう必要はないのかもしれません。
大切なのは、お子さんへの信頼です。

保護者の方に信頼してもらえることで、
お子さんは進路のことを前向きに考えられ、
自分にとって納得のいく進路について
考えを深めていくことができます。

一度きりの人生の中で、
お子さんが自分の納得いく進路を選んでいけたらいいですね。

もし、進路について子どもとわかりあえないことで不安を感じたときは、
子どもの考えについて良し悪しを判断したり、知識・情報を伝えたりする前に、
今、お子さんの中にある思いや情報を受けとめながら聴いてあげてください。

[加藤 小百合]
nakamura_sayuri.jpg
プロフィール : 加藤 小百合(かとう さゆり)

国家資格キャリアコンサルタント。同志社大学 文学部 英文学科 卒業。10代の頃、親や周りの大人の想いに応えたいと思う一方で、自分の進路や人間関係に対して、大切にしたいことに迷い、悩み、葛藤していた。大学卒業後、教育業界に就職し、延べ3000人以上の中高生の進路カウンセリングの支援を経験する。現在は、10代の子を持つ親御さんたちが、進学・就職・人間関係に悩む我が子への想いを一人で抱えず、自分自身を責めることなく、誰かに素直な心で話せる機会、そして、親子間での理解をあきらめずに、より良い親子のコミュニケーションのあり方を追求していく機会を実現するために、コーチングを行っている。また、10代の進路選択をサポートしている。

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