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category:進路選択
見つかる、キミの未来。中学校・高等学校 進学NEWS
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2021.06.30

子どもの進路選びをサポートするうえで大事なこと(2)-子どもに自分の考えをどう伝えるか

「お子さんの進路選びをサポートしたい」
「お子さんの将来の夢を応援したい」

そんな気持ちがある一方で、
お子さんの進路や夢について聞いたとき
心配で不安になってしまう。

そんな気持ちになったことはありませんか。

「別の進学先の方が良いのではないか」
「その夢では将来安定した生活が送れないのではないか」

そのように、ときにお子さんの考えすべてに賛成できず、
お子さんに自分の考えを伝えることもあると思います。

そんなとき、どのような伝え方をすれば良いのでしょうか。

今回は、お子さんの進路選びをサポートするために必要な
自分の考えの伝え方を4つのポイントに分けてご紹介します。

伝わると信じて、子どもに自分の考えを伝える

お子さんに保護者の方の考えを伝えるときのポイントの一つは、
伝わると信じることです。

「話してもどうせ伝わらない」
「言ってもどうせわからない」

そう感じながらお子さんに自分の考えを伝えても、
お子さんに真意を届けることは難しいと思います。

「あなたにぜひ聞いてほしい」
「自分の思いはちゃんと伝わるはず」

そのように、お子さんに自分の話が伝わると信じること。
そのことがまず前提として重要です。

子どもの考えを、一つの考えとして受け止めてから伝える

2つ目のポイントは、お子さんの考えを受け止めてから伝えることです。

ときに、お子さんと異なる意見を持つこともあると思います。

そんなとき、
「計画性がない」「そんなことできるわけがない」
などとお子さんの考えを否定したくなることもあるかもしれません。

でも、評価や否定をするよりも
その考えに至る背景があることに意識を向けてみてください。

「あなたはそう考えるんだね」と伝え返し
お子さんの考えをそこにあるものとして、
その存在をしっかり受け止めることが大切です。

そう伝えることで、
お子さんは自分の考えを無視されたのではなく
受け取ってもらえていると安心を感じることができます。

その安心は、親子で対等に「話し合う」ための
場の準備が整うことを意味します。

そのプロセスを踏んだうえで、保護者からの考えを伝えることが必要です。

自分の考えは、私を主語にした"アイメッセージ"で伝える

アイメッセージとは、
「私は~だと思う」と「私」を主語にして伝えることです。

例えば、これまで想像もしていなかった将来の夢・考えをお子さんが話し、
心配になる場面があったとします。

そのとき、
「(あなたは)~しなさい」「(あなたは)~した方が良い」といった
あなたを主語にした言い方ではなく、
「私は、あなたの話を聞いて~と感じた」
と伝えることで、お子さんに届くメッセージは変わってくるはずです。

「あなた」と「私」と主語が異なれば、
違った印象になるのではないでしょうか。

お子さんの考えを受け止めたうえで
「私」の考えを伝えること。

そのことで、お子さんと保護者の意見が対等だと示すことができます。

親の考えを伝えた後、子どもに「あなたはどう考える?」と質問する

4つ目のポイントは、伝えた後には質問で終えることです。

自分の考えを伝えた後で
「あなたはどう考える? あなたの考えを聞かせて」と
お子さんにバトンを渡します。

質問はお子さんの自己理解を深めます。
そして、自己理解を深めることは、お子さんの進路選択に役立っていきます。

今回は、自分の考えの伝え方についてご紹介しました。

ときに、お子さんに伝えたい内容や伝え方を一人で整理するのは難しい場合もあります。
そんなときは、ぜひ心の奥にある思いを整理する私たちのようなコーチを頼ってほしいと思います。

お子さんと同様に、
保護者のみなさんの考えや気持ちも大切にしてほしいと願っています。

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#加藤小百合 , #子どもの進路選びをサポート , #親の考えを伝える
[加藤 小百合]
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プロフィール : 加藤 小百合(かとう さゆり)

国家資格キャリアコンサルタント。同志社大学 文学部 英文学科 卒業。10代の頃、親や周りの大人の想いに応えたいと思う一方で、自分の進路や人間関係に対して、大切にしたいことに迷い、悩み、葛藤していた。大学卒業後、教育業界に就職し、延べ3000人以上の中高生の進路カウンセリングの支援を経験する。現在は、10代の子を持つ親御さんたちが、進学・就職・人間関係に悩む我が子への想いを一人で抱えず、自分自身を責めることなく、誰かに素直な心で話せる機会、そして、親子間での理解をあきらめずに、より良い親子のコミュニケーションのあり方を追求していく機会を実現するために、コーチングを行っている。また、10代の進路選択をサポートしている。

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